2014年1月26日日曜日

042-20140126


急勾配の滑り台に尻込みする坊主。
小一時間ほどその身をえいやっと委ねようと頑張っていましたが、結局滑れず。
そんな坊主を尻目に幼い女の子が優雅に滑る滑る、
それを見て坊主も、ようし俺もと勇んで滑り台の前に座り込むまでは良いのだけれど、そこまで。
まあ、ゆっくりやりなよ。ただしあまり寒くない一日だと都合がいいかな。

本日のワタクシ的発見、メモ。
写真の絞り機構は被写界深度といった作画意図よりも光の量によって調整するもの。
それはシャッタースピードのためなんかではなくて光の、量。


2014年1月23日木曜日

041-20140123



光と影。
そしてその狭間で生まれる微妙なトーン、空気感を湛える光。
沈殿するような光が好きみたいです。

2014年1月19日日曜日

040-20140119




理由や意義など文章や建前は置いておいて。
とにかくいつでもそこに在るくらいに自然にカメラを携行し、
躊躇わず、当たり前のように、全てを撮り逃さないようにシャッターを切り、
忘れがちになってしまいそうな周囲の大切なものに近づいていきたい。
近くて面倒な気持ちになることもあるだろうけれど、今日の気持ちを忘れないように。

とにかく、撮らなければ。後悔しないように。
シャッターを切り続けよう。

2014年1月14日火曜日

039-20140114


クリスマス、サンタクロースがプレゼントしてくれたのは、
親の好みがちょっとだけ混じった「バギークロス」というキックボード。
なかなか不器用な我が家の坊主、上手く乗ることができずに割と早い段階で投げ出す素振り。
一ヶ月も欲しい気持ちを募らせ、
ついに手に入れたそれを容易く放ることができる淡白さ、ちょっとすごいねと思う。
しかしそれじゃいけない、僕たちはその一ヶ月間の彼をずっと見続けた、
とてもとても欲しくて、それをするすると乗りこなし、楽しさを手に入れたかった筈だ。
そこで、坊主とキックボードと散歩。
少しでも上達するように、そのスタイルでちょっとした散歩。
テクニックを一生懸命説明しても、それを介してはくれず逆に嫌になってしまうので
あまり介入はせずにただただ散歩に付き合ってもらう。
そうしていると少しは乗り進める感触が掴めてくるのではという期待を込めて、
だけど実際そういうものかもしれない、ご託を並べる必要はない、乗れればいいのだ。
そうして最近の坊主はちょっとだけ乗れている感が見え始めて、僕たちをわくわくさせる。

僕がその散歩の途中、さっとカメラを路傍に向けると、何故かキックボードを置いて
レンズの向けた先に走り出す坊主。そして直立不動。
さあさあ撮りなさいよ、ということだろうか。
仕方がないので撮った振りをしたり、
実際に坊主を含めて撮影し、終わったよと伝えて実際に撮りたかったシーンを撮る。
おいおい、と思っていたけれどそんな撮影もなんだか面白く感じてきた。

2014年1月10日金曜日

038-20140110


父親の肖像。
とても強く感謝しているが、未だに全く恩を返せていない。
むしろ現在進行中で迷惑や心配をかけ続けている。
そのうちに、いつかは、そんな思いや言葉ばかりが並ぶ、情けない。
槇原敬之の「うん」という曲が頭をよぎる、シチュエーションや意味は全く違うけれど
「もうちょっとだけ待ってろよ」と心の中でつぶやく。

妻や我が子ではなく、先天的に僕が生まれてから在り続けている家族、
父親や母親の写真を撮ることは何故だかとても気恥ずかしい。
なあなあのまま、しっかりと撮れないままだったけれど、今年からはしっかりと
毎年一枚でいいから撮っていきたいと思い、照れながらお願いして撮影した。
僕の心にある父親は、悪をやっつけるわけでも何かを成し遂げるわけでもないが、
絶対的に格好良いと感じる、ヒーローだ。僕はこの人物を誇りに思う。

こういうポートレイトは理由は特にないけれどフィルムで撮るものじゃないの?
(強いて言えばフィルムならではのクラシックフィルターか?)
なんて考えもあるにはあるが知ったことか、僕はディジタル世代だ。
恐れずにディジタル撮影で思い出を残していってやる。

2014年1月6日月曜日

037-20140106


分かりづらいですが、Canon PowerShot G1 Xのメーカーロゴと機種名を
プラモデル用(!?)油性塗料黒く塗りつぶしてみた。
黒いボディに真っ白な文字はやはり最大のコントラストで目立っていたようで、
こうしてみるとしっとりとして落ち着きのある、主張しない僕好みのカメラになった。
ちょっとだけ、頭のラインがベッサみたいで良い感じ。
さあ、これで売ることはできない。こいつを使い倒すのみだ。

近くで見ると、若干粗が目立つ。
得意な人に教わりたい、そうすればメインのEOSもやってしまおうと思っている。

2014年1月5日日曜日

036-20140105


若松は二島散景。
何がトリガーになったのだろうか分からないのだけれどつい2・3日前からだろうか、
レンズの絞り機構を限界まで絞る撮影に興味を示し、そしてそれが楽しいことに気付く。
この日の前日は高専に通っていた時分の親しい友人と夜明けまで過ごしていた。
30歳という節目、ここらでそんな友人と一緒に写真を残しておきたいと思い、
ちいさな三脚を持って。カメラはCanon PowerShot G1 X。
小倉駅構内にて三脚を立てて何枚か写真を撮る、雰囲気は学生の時のそれと変わらない。
決して目を見張るような写真ではないけれど、これから先、時間が経過して
その写真をまた見る時、きっと笑顔になるだろう写真が撮れた。
夜明け、早い時間の電車に乗って帰宅する際にいつも見る景色を新しい視点で切り取る。
上写真の場所を通る度に足を止め、そして考えを巡らせパチりと写真を撮るのだけど
大した満足感を得られないまま、もやもやとした気持ちを抱え込んでいた。
画角が狭く写せるだろうかと思う28mm、誇張の少ない画角は気持ち良く情景を留め、
タイミング良く朝日が昇りはじめ空にグラデーションを描きだす、
建物の側面を意味ありげに仄かに照らす。
三脚に据えられたカメラを揺らしてしまわないように、静かにシャッターボタンを押す。
僕の感じていた情緒を幾分か写し込めたような気がする。

いつもと違う写真表現で撮影した路傍の花は、
妖艶とも言えそうなその質感を湛え、何かを強く訴える。
僕が今まで表現できなかった新たな空気感を覚えた。

2014年1月1日水曜日

035-20140101


明けましておめでとうございます、本年もよろしくお願い申し上げます。

僕たちは年が新しくなると、夜中に神社に初詣でに赴く。
昨年の坊主はぐっすりと眠っていて、静かにそのままにして相方と参ってきたのだけど、
今年は丁度良いタイミングで目を覚ます。
いいね、ちょっと喉が渇いて目が覚めた程度の坊主なのだけれど、
一生懸命にその気にさせて一緒に神社へ向かう、連れて行く。
しかしやはり眠いのか、今年初のフォトシュートに眠さを隠せない坊主の様が上の写真。
ようやく一緒に赴くようになれたんだ、来年からはこの写真を欠かさずに撮りたい。
「SS1/15, f/1.4, ISO1600」暗いんだ、すごく。
でもそんなどうしようもない状況の中で写真を残すことがとても面白い。

今年のウェブログはもっと自分を深化させるために、新たな何かに気付くために
白黒写真オンリーという選択。
他には、可能な限り人物は背景として捉える、写真のフォーマットを考える。
まあ、白黒写真以外は可能な限り、ということで。